群馬の森公園観察会報告
開催日 2022年 09月 11日(日)
集合場所 群馬の森北口駐車場
観察地 群馬の森公園内
参加者 13名
実施時刻 9:30~15:00
鑑定人 福島隆一、近藤芳明、村田紀彦
世話人 福島隆一、村田紀彦、岡田久枝
報告 福島隆一
撮影 河野茂樹
a | 会長の挨拶 講評(1) 講評(2) 同定風景
コロナ禍である為、群馬の森観察会の入場・受付手続き等が気掛かりであったので電話で確認を2度行った。対応する人により話の内容が異なるため、当日守衛室で話をよく聞いたところ、特別な受付手続きをする事もなく入場することが出来た。受付時間まで1時間ほど時間が有ったので、南口から入りクロマツ、マテバシイ、クヌギ、イロハカエデ、シラカシ等の樹下を散策して見た。テングタケ、ヤマドリタケモドキ、クロハツ、アセタケ属、オオミノコフキタケ、等が見られた。近代美術館前の芝生広場も見たが、芝生に生えるきのこ達の姿は無かった。受付時間に成ったので北口に移動し、受付で念のため皆さんの体温を測定し、栗原さんが準備してくれたネームプレイトをして再び南口から近代美術館の裏側通りを、塚本さんと廻ってみた。欅の大木の10メートル位の所にキヌオオフクロタケと思われる個体が3本程生えていたが、袋の色などが確認できなかった。シラカシの樹下には古くなって腐ったイグチ類が無数に見られた。ヤマドリタケモドキもたくさん生えていたが、何れもハエの幼虫が入っており、ウジキノコであった。何時も沢山のモチゲチチタケが生えているシラカシの樹下では、1本しか見つからなかった。ヒビワレシロハツも数えるほどしか出ていなかった。ヤマドリタケモドキかと思って手に取ると管孔部が青変しており、ニセアシベニイグチの様な柄の色調である。青銅製の巨大馬の近くでは、クロハツの残骸、壊れたシロクロハツ、カビイグチの残骸が無数に見られた。 今回のキノコ達を見ると夏型きのこ相である。8月末ごろに来るとヤマドリタケモドキが食べ頃である。また、ヘビキノコモドキも無数に生えるので図鑑で見るよりも特徴のある個体を見る事が出来ると思う。今の季節には、イボテングタケ、テングタケ、テングタケダマシ等が見られるので比較してみる事が出来る。ウズタケ?と同定したキノコは、群馬の森では3度目であるが、管孔部が渦状に成っておらず成熟過程でどう変化してゆくのか見たいものである。きのこの同定は、難しく、命を削るような努力を続けてゆかないと前に進まない。青木実氏の日本きのこ図版を見ていると気が遠くなる。 文責(福島隆一)
群馬の森観察目録(2022年9月11日)
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